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「まだ行っていなかったとして、かつ今知っていることをすべて知っていたとして、今これを始めるかを問わねばならない。答がノーであるならば、次の反応は、それでは何を行うかでなければならない」 ドラッカー 明日を支配するもの
導師ニールセンが検索エンジンに向かって吼えた。
「検索エンジンは、ウェブがもたらす収益を吸い尽くす。検索エンジンの索引を形作るおおもとの資料を生み出す企業を食い物にする、まるで吸血鬼のような存在と言えるのではないだろうか」- Alertbox: Webを食い物にする検索エンジン(2006年1月16日)奥泉直子訳
そして、怒りの矛先は、検索エンジンが提供する無料のサービスに向けられる。
「検索結果のページに広告を載せることで途方もない収益をあげられることがわかった検索サイトは、検索ページへのアクセスを促すためのおとりとして、検索と は無関係の様々なサービスを提供するようになった。(略)無料のサービスは、ユーザにとっては明らかに喜ばしいものだ。少なくとも最初はそう受けとめられる。(しかし、落ち着いて考えてみると、無料で提供される サービスがいずれも、検索エンジンへとアクセスをつなぐことに特化し、長けているに過ぎないとなれば、多様性に欠いたサービスにユーザが頭を悩ますことに なるであろうことがわかる。)検索エンジンが無料で提供するサービスは、ユーザの気づかないところで大きな損失をもたらしている」-同
カモにされている企業が今すべきことは何であろうか。青天井のキーワードあさりを止めたとして、さて、次に何をしたらいいのだろうか。
ダイレクト・マーケティング界の大姉御(尊敬表現)ルディ和子さんは、ポイントサービスについてこう書く。
「この報償システムを、金券・食事券でしか還元できない小売業とか外食産業が利用すれば、利益が圧迫されるのは当然です。でも、一旦始めれば、あるいはライバルが始めたら、自分だけやめるわけにはいかないのです。(略)コスト構造的に大丈夫であったはずの航空業でさえも、蓄積されたポイント還元金額があまりに高額になってきたために、これを決算上負債として計上するようになってきています」 - マーケティングは消費者に勝てるか?
同じ著書で彼女は2つの問いを投げかけている。
1) ポイントサービスは顧客の「囲い込み」において効果があったのでしょうか? 2) ポイントサービスが始まって消費者は得をしたのでしょうか?
これらの問いに彼女は直接答えていないが、想像はつく。無料のランチなど、この世界には存在しない。
註:ドラッカーの引用は「ドラッカー365の金言」(J.A.マチャレロ編・上田淳生訳)からの孫引きです。

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