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ニューヨーク市が突然発表した非合法アウトドア広告の取締り強化に、広告界は大騒ぎしている。市は屋外広告の少なくとも20%は違法であると見積もっており、アドエージのレポートによるとヤミ市場は年間2500万ドルに及ぶと推定されている(MediaBuyerPlanner 2006.8.26)。
事の発端は、ニューヨーク市が屋外広告大手のセムーサと交わした契約にある。市は同社にバスシェルターを中心とする屋外広告の独占を認める代わりに、今後20年にわたって総額200億ドルと推定される収入の20%を受け取るというもの。この契約の見返り(?)に、今まで見逃してきた違法広告の取り締まりに乗り出したらしいというのが、業界の観測だ。
 セムサが扱うバスシェルター広告
伏線はあった。昨年の4月に市議会は屋外広告取り締まりの法律を修正し、それまであった抜け穴(?)をふさいだ。フラットアイアンビルの広告が物議を醸したことが直接の原因とされている。その年の秋には州の役人が、おなじみのSBUR(Sides of Buildings Undergoing Renovations)やSSS(Sidewalk Shed Scaffolding)の広告をいくつか槍玉に挙げている。
 問題になったフラットアイアンのH&M
すでに、シティバンクやアップル、クアーズなどのクライアントが事情聴取を受けているという。観測子としては大目にみてもらいところだが。
 違法とみられるアップルの広告
本日の知恵のネットワークス: NYC Takes on Illegal Outdoor Ad Display(MediaBuyerPlanner August 26, 2006)
Fighting Adification of Scaffolding(Gothamist August 8, 2005)
Illegal Billboard Crackdown(Gothamist April 29, 2005)

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