ブログ記事詳細
日付 2006/10/31 20:30
 
タイトル 顧客を停滞させるな
 
カテゴリ
裏ドラッカー
 

企業の目的が顧客の創造であることから、企業には二つの基本的な機能が存在する。すなわち、マーケティングとイノベーションである。この二つの機能こそ起業家的機能である。すでに発生していながら、その経済的な衝撃がまだ現れていない変化が、イノベーションの機会となる。
- ドラッカー(「現代の経営」「マネジメント」より)

AOLは遅いインターネットを前提としたビジネスモデルで成長した。ブロードバンド時代の戦略がなかった。タイムワーナーの経営陣は私も含めてその弱点に気づかぬまま合併を決断した。ネットがメディア業界の力学を根本から変えた。既存のメディアでうまく対応しているところはほとんどない。
- T.ターナー(10月30日付・日経新聞インタビュー記事より)

従来のメディアは生き残れない。なぜなら、現在のメディアの姿は、その基底にあるハードウェア技術の産物だからだ。ユーザ体験がハードウェアの制約を受けている限り、いったんその制約がなくなれば、もっとよいものが出てくることは請け合いだ。
- J.ニールセン(「従来型メディアの終焉」 Alert Box 1998/8/23)

とはいえ、ソフトバンクの格安料金がADSLの普及を加速し、日本を世界でも指折りの高速大容量(ブロードバンド)通信大国に導いたのは確かだ。日本の携帯料金は、欧米諸国より割高とされる。番号持ち運び制度は、業界に新たな刺激を与え、料金引き下げを含むサービス向上への競争を巻き起こすことを狙っている。ソフトバンクの「通話定額制」は、その目的に沿った新サービスと言える。NTTドコモとKDDIは、実際に払う料金が「定額制」で安くなるのは、ごく限られたケースで、大半の利用者には自社の方が安い、と主張している。それが事実だと確信するなら、比較広告などで堂々と訴えればいい。もし自社の料金が見劣りし、顧客が流出すると判断するなら、基本料と通話料で対抗策を打ち出すべきだろう。両社の料金割引制度は、多くの利用者が「分かりにくい」と感じていることだ。
-10月31日付・読売社説(2)より


本日の知恵のネットワークス:

ブロードバンド、2002年のゲーム・チェンジャー(拙稿)

ドラッカーの引用は「ドラッカー365の金言」(J.A.マチャレロ編・上田淳生訳)からの孫引きです。


人気blogRankingに参加しています。
上のバナーのクリックをお願いします。

あんしん生活応援サイト「あんしん屋」
中小企業とご家庭の防犯・防災・情報セキュリティのご相談・お見積りは「あんしん屋」

投稿者 CMO
 
この記事の
トラックバックURL
http://www.uportal.ne.jp/WisdomNetworks/Blog/archive/2006/10/31/weblogentry-413/trackback
前のタイトル ソフトバンク、待たすマーケティング?(羊)
次のタイトル ボーイズ、ビー・ダイレクト(羊)