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企業の目的が顧客の創造であることから、企業には二つの基本的な機能が存在する。すなわち、マーケティングとイノベーションである。この二つの機能こそ起業家的機能である。すでに発生していながら、その経済的な衝撃がまだ現れていない変化が、イノベーションの機会となる。 - ドラッカー(「現代の経営」「マネジメント」より)
AOLは遅いインターネットを前提としたビジネスモデルで成長した。ブロードバンド時代の戦略がなかった。タイムワーナーの経営陣は私も含めてその弱点に気づかぬまま合併を決断した。ネットがメディア業界の力学を根本から変えた。既存のメディアでうまく対応しているところはほとんどない。 - T.ターナー(10月30日付・日経新聞インタビュー記事より)
従来のメディアは生き残れない。なぜなら、現在のメディアの姿は、その基底にあるハードウェア技術の産物だからだ。ユーザ体験がハードウェアの制約を受けている限り、いったんその制約がなくなれば、もっとよいものが出てくることは請け合いだ。 - J.ニールセン(「従来型メディアの終焉」 Alert Box 1998/8/23)
とはいえ、ソフトバンクの格安料金がADSLの普及を加速し、日本を世界でも指折りの高速大容量(ブロードバンド)通信大国に導いたのは確かだ。日本の携帯料金は、欧米諸国より割高とされる。番号持ち運び制度は、業界に新たな刺激を与え、料金引き下げを含むサービス向上への競争を巻き起こすことを狙っている。ソフトバンクの「通話定額制」は、その目的に沿った新サービスと言える。NTTドコモとKDDIは、実際に払う料金が「定額制」で安くなるのは、ごく限られたケースで、大半の利用者には自社の方が安い、と主張している。それが事実だと確信するなら、比較広告などで堂々と訴えればいい。もし自社の料金が見劣りし、顧客が流出すると判断するなら、基本料と通話料で対抗策を打ち出すべきだろう。両社の料金割引制度は、多くの利用者が「分かりにくい」と感じていることだ。 -10月31日付・読売社説(2)より
本日の知恵のネットワークス:
ブロードバンド、2002年のゲーム・チェンジャー(拙稿)
ドラッカーの引用は「ドラッカー365の金言」(J.A.マチャレロ編・上田淳生訳)からの孫引きです。
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