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日付 2006/12/04 13:57
 
タイトル Wii、待たすマーケティング・その3(羊)
 
カテゴリ
マーケティングの実際
 

歳末商戦の目玉となる任天堂の新型家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」が2日、日本全国で売り出された。初回出荷は約40万台で、11月にソニー・コン ピュータエンタテインメントが売り出したプレイステーション3(PS3)のほぼ4倍。それでも各地の家電量販店などでは前夜から購入客が列を作り、即日完 売の店が相次いだ。(asahi.com)

ヨドバシ梅田前12月2日午前8時半

ということで、またも行列である。今回は「2日朝、任天堂の新型ゲーム機「Wii(ウィー)」を求め、全国各地に行列ができた。もっとも、並んだのはゲームファンだけではなく、転売目的と見られる集団も目立った。人気ゲーム機発売のたびに目にする行列の中身は、ちょっと変わってきたようだ」(asahi.com)という観測もあり、朝日の記事では、数十人の並び手を動員した大阪の「行列ブローカー」や、十数人で30台をかき集めた福岡の「中国人グループ」が紹介されている。「 」内の呼称はいずれも朝日新聞による。

同記事では、「本当にほしい人が買えない」と会社員(42)を嘆かせたりしているが、的はずれである。すべてが転売目的だとして「ネットオークションでは発売されたばかりのWii(希望小売価格は税込みで2万5000円)に3万~4万円の価格」(同)からして、一晩並んで1万円しか抜けないようでは動員の人件費も出ないはずだが、「本当にほしい人」が他所にはたくさんいるから成り立つのである。

それより、同じ記事では、多くの販売店があえて行列を採用する理由として、「予約客だけに売るやり方で混乱を避ける店も多いが、ある量販店の店員は」と断ったうえで、「並んでいただくのが一番公平ですべての人に納得してもらえる方法」という見方も紹介されている。これなどは「深夜からお客さんに徹夜をさせて、並ばせて、店員さんも総動員する理由ってのがいまいち理解」できないというひろゆき(@オープンSNS)さんを納得させる理由になっているかもしれない。

予約よりも行列をとる販売店なりの理由もある。予約にはつねにキャンセルがつきまとう。はじめから数が少ないわけだから、キャンセルがあろうがなかろうがメーカーの機会損失はないに等しい。損失は販売店だけが一方的にこうむることになる。しかも、予約したのに手に入らなければ怒りの矛先は販売店に向けられる。最初から十分な数を用意するか、あるいは品薄だったら広告を自粛すれば済むはずなのに、そうしないメーカーに対する批判的手法といえるかもしれない。

本日の知恵のネットワークス:

アドボカシー・マーケティング 顧客主導の時代に信頼される企業 (単行本) グレン・アーバン (著), スカイライトコンサルティング (監修), 山岡 隆志 (翻訳)



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投稿者 CMO
 
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