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日付 2007/08/08 12:41
 
タイトル ウェブ・ニーテンゼロの来歴(羊)
 
カテゴリ
Web 2.0
 

web2.0もしくはweb□2.0(□は半角スペース空きの意)が検索エンジンでサーチされるようになったのは、日本では2005年の第4四半期以降である。グローバル(スペース空きの2.0)ではもう少し早かったようだが、似たようなものだ。


CNETニュースで初めて見出しで使われたのが2004年10月「インターネット界のスター達が勢ぞろい--Web 2.0カンファレンスにて」(2004.10.08)だが、このときのスターはIT実業家でバスケットチームも持っているマーク・キューバンぐらいで、あまり注目されなかったようだ。同会議はそれから毎年開かれているが、2005年10月のカンファレンスで、ヤフーCEO(当時)のテリー・セメルが基調講演をおこなったことで俄然注目を浴びた。9月には、ティム・オライリーがこの会議に合わせて「What Is Web 2.0」(O'Reilly)を発表していた。これは事実上の2.0宣言となった。

セメルの発言は、CNETではタイトルから推してグーグルへの挑発ぐらいにしかとらえられていなかったようだが、Yahooの 2.0宣言とも言える内容だった。

「わたしは、Yahooが、21世紀の技術企業としてメディアを先導する役割を担っていると考えている。(Yahooでは)将来のインターネットにふさわしいコンテンツが何なのかをデザインしていく意向だ」(Semel)
Yahooは、インターネットポータルの立ち上げ当初、報道機関や通信社などの提携先メディア企業からライセンス提供を受け、コンテンツを収集し始 めた。「Yahoo News」や「Yahoo Finance」は、ニュースや金融情報を配信するウェブサイトとして大変な人気を集めるようになった。そしてYahooは2005年に入り、コミュニティベースのコンテンツを利用することに懸命に取り組むようになった。これらのコミュニティで共有 されるコンテンツを作成しているのは個人ユーザーだ。Yahooはブログサービスの「Yahoo 360°」を公開したほか、写真共有サービス「Flickr」を買収。また今週には、イベント情報カレンダーサイト「Upcoming.org」の買収を 発表した。
- ヤフーCEO:「グーグルもポータルらしくなってきた」(CNET 2005.10.07)太字強調は羊

ティムやテリーの発言(およびカンファレンス)がきっかけで、Web 2.0への関心が急速に高まったようだ。早くも10月15日には、小林祐一郎さんのこんな発言も飛び出している。

Web2.0という言葉はまだ、Web製作者、運営者の間で語られるだけの言葉だ。だが、Web2.0的なWebサービスは既に次々とリリースされており、一般ユーザーが経験できる範囲でもWebのあり方は確実に変わりつつある。
- Web2.0時代に、ユーザーが経験しておくべき10のこと( Heartlogic)

ということで、Web 2.0がウェブのソフトウェアやサービスのことを指すと、この時点では小林さんには意識されていたことがわかる。それにしても次の発言にはビックリさせられる。

そんな中、新しいWebに適応できていないユーザーがいる。現実世界のメタファでしかネット社会を捉えられない人や、旧来のWebで満足してしまって新しいWebを積極的に体験しようとしない人がいるなあと、ちょっと前から思っていた。
- 同

普及もしていない、聞いたこともない、どんなものかもわからない「新しいWeb」に適応していないからといって落伍者の烙印押されてしまったユーザーの一人として、「それはないやろ」と叫びたいぐらいですが小林さん。それはともかく、彼の推す2.0的体験とは実は次のようなものだった。

まず、これを経験してみろよ、そうすればWeb2.0も皮膚感覚として理解できるさ! というものを10個挙げてみた。
(1)ネットで知り合った人と会い、リアル付き合いをする
(2)Q&Aサイト等で質問、回答をする
(3)欲しいものについて検索し、掲示板やブログなどから口コミ情報を調べる
(4)近くの書店で見つからなかった本を、オンライン書店で買ってみる
(5)RSSリーダーでブログを読む
(6)ブログを持ち、モバイルPCや携帯電話、ネットカフェ等自宅以外の場所からコメントのチェックや更新をする
(7)商用サイトに要望を出し、取り入れてもらう。サービスを改善させる
(8)ソーシャル・ブックマークで情報集めをする/自分もブックマークする
(9)音声や動画の配信サービスを利用する
(10)ネットでケンカする。可能であれば仲直りする
ユーザーにとって、従来のWeb→Web2.0の最も大きな違いは、一方的に「受け取る」メディアから、「参加(発信も)する」メディアに変わることだと思っている。なので、それに関連したことが多くなった。
- 同

そして、オンラインショッピングを除いてこうしたサービスを一通り経験できるのが「はてな」であって、「はてなって素晴らしい」と当時の小林さんは主張していた。2006年には、この主張はほとんどそのまま、今度は企業のホームページ運営についての発言に引き継がれることになる。ユーザーはすでに体験済みであるとして。(以下次号)

[関連サイト]

ウェブ・ニーテンゼロの現在(羊)



[本日の知恵のネットワークス]

Web2.0超入門講座 初心者でもよくわかる「これからのWeb」のすべて (単行本)
小林 祐一郎 (著)



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投稿者 CMO
 
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