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ブログ記事詳細
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日付
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2007/11/19 15:41 |
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タイトル
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ヤフーは、なぜグーグルより強いのか?(羊)
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カテゴリ
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ヤフーの考古学
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(注)本稿に限り、とくに断りのないヤフーとはヤフー・ジャパンのことです。
ファクタ編集長の阿部重夫は、自己のブログ「最後から2番目の真実」の2007年9月28日付けエントリーで次のように書いている。
なぜ、日本ではグーグルはヤフーを追い越せないのか。ヤフー・ジャパンの「井上ワールド」が強いのはなぜなのか。不思議でならないが、その謎を十分に解き明かしてくれる記事に、残念ながらお目にかかったことがない。 - ニュースサイト戦国時代――ヤフー井上雅博社長に聞く(下)
ということで、ヤフー・ジャパンである。日本でのヤフーの強さは圧倒的である。どれぐらい強いのか、ネットレイティングスに聞いてみる。
多くのポータルサイトがトップページでウェブ検索機能を提供していますが、現在、日本ではYahoo!検索とGoogleの利用者が多数を占めています。 月間のYahoo!検索利用者は2992万人でネット利用者の67%、Googleは1664万人、37%に相当します(いずれも2006年8月、家庭からのアクセス)(図表1)。実際にはBiglobeや@niftyなどGoogleのエンジンの提供を受けているポータルサイトは多く、これらを加えると両者の実際の差はもう少し縮まります。 - ウェブマーケティングの新潮流(ネットレイティングス社長 萩原雅之)
データは少し古い(2006年8月)が、現在でもそれほど変わっていないとして、日本の検索サイト利用では、ヤフー・ジャパンのシェアはほぼ7割(!)である。世界ではどうなのか。アジア諸国を除けばグーグルの天下だと萩原さんは述べている。
なおYahoo!検索の高いシェアは日本やアジア諸国に特有の現象です。米国ではGoogleの利用率(57%)がYahoo!検索(36%)を上回って いますし、欧州におけるGoogleの利用率は、英国70%、フランス73%、ドイツ69%などほとんどの国で独占に近い状況です(図表3)。全世界で 「Google脅威論」が語られるのもそういう実態が影響していると考えられます。 - 同
萩原さんによれば、日本(を含むアジア数カ国)でYahoo!検索が強いのは「特有の現象」ということであっさり片付けているが、阿部さんには、この現象が「不思議でならない」ということで、ヤフー・ジャパンの井上社長に直接問いただしているのが、冒頭の記事。井上さんの回答を聞いてみよう。
阿部 国内の検索市場におけるYahoo!のシェアはまだ圧倒的ですが、海外に目を転じるとGoogleに差を広げられています。ヤフー・ジャパンとしてはどう対抗していきますか? 井上 米国が残念だったのは、検索に対するニーズの変化に気づくのが遅れたことです。日本は米国の失敗を見ていたので間に合いました。この分野は技術力の勝負なので、後から出たサービスのほうが一歩良い状態になりやすい。技術開発競争はこれからも続くでしょうが、現時点ではYahoo!とGoogleの検索結果に大きな違いはないと思っています。 - ニュースサイト戦国時代――ヤフー井上雅博社長に聞く(下)
ヤフー・ジャパンが、従来のディレクトリによるサイト検索からロボットによるページ検索を優先表示する変更を行ったのが、2005年10月のことである。これだけ見れば、なるほどヤフーが(ロボット型検索分野で)後発であり、「一歩良い状態」かどうかはともかく、現時点では「検索結果に大きな違いはない」という自己分析はそれほど外れてはいないだろう。がしかし、そうであればなおさら、ヤフーがグーグルに利用率で勝ちっぱなしの理由がわからい。「どう対抗して」いくのかという問いの答にもなっていない。阿部さんのツッコミがなかったので、このインタビューでは謎は残ったままだ。
米ヤフーが「検索に対するニーズの変化に気づくのが遅れた」という井上発言も疑問である。2001年時点ですでに、テリー・セメル(当時の米ヤフーCEO)は検索の重要性に気づいていた(拙稿参照)。しかも、2005年にはヤフー・ジャパンに先んじてロボット型の検索エンジンを新たに採用して遅れを取り戻そうとしている。それでもアメリカでは、のみならずヨーロッパ各国でも、グーグルに追いつけないのはなぜか。アジアに目を向けてみれば、Yahoo!検索が強いアジア諸国以外でも、韓国ではNaverが、中国では百度がダントツなのはなぜなのか。阿部さんの解けなかった謎を、次回以降で解き明かしていく。
[関連サイト]
ヤフーの考古学・その9 何か大きなものの一部(羊)
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