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日付 2008/04/01 18:56
 
タイトル 無料のランチでも、満足すれば金を出す(羊)
 
カテゴリ
情報のロングテール
 

「無料のランチなんて無い」では、自然なマーケット環境ではタダで成り立つ商売はないという意味のことを述べた。つづきの「無料のランチなんてない-おまけ」では、クリス・アンダーソンの提唱する「フリー」マーケティングは、羊が訳すと「おまけ」マーケティングとなると喝破した。

今回は、羊が最も気に入っているフリー・マーケティングの実例を紹介する。売れ残りの旧品種を捌くために、レスター・ワンダーマンがバラ栽培業者J&Pのために考案した「センド・ノー・マネー」である。彼が書いたDMレターの一節をそのまま引く。

苗が届いても、一セントも払う必要はありません。お届けの際、メモとして請求書を同封します。六月十日までには、庭のばらは満開になります。そのときに十分満足していただければ、お支払いください。ばらが約束どおり咲かず、満足できない面があれば、苗を引き抜き、代金は払わなくてけっこうです。
- ワンダーマンの「売る広告」(レスター・ワンダーマン)

信用販売、優先オファー、後払い、ノーリスク保証など、レスターが率先して展開してきた通販手法のハイブリッドだ。この手法で彼は、六月末までに請求書の75%を小切手に変えることに成功した。

このケースでは、バラの苗(製品それ自体)にはもともと使用価値しかない。庭がバラの花で満開になってはじめて交換価値が生まれる。顧客満足が最大になったところで代金を支払うのはサービス業では当たり前だが、物販ではそうではなかった。レスターはこの遅延回路をたくみに利用した。フリー・マーケティングはすべて、販売の遅延回路に結びついたマーケティング手法かも知れない。

[関連サイト]

無料のランチなんて無い - おまけ(羊)
無料のランチなんて無い(羊)

[本日の知恵のネットワークス]

ワンダーマンの「売る広告」 (単行本(ソフトカバー)) レスター・ワンダーマン (著), 株式会社電通ワンダーマン (監修), 藤田 浩二 (翻訳)


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投稿者 CMO
 
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