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日付 2008/11/06 12:45
 
タイトル KT疑惑にみるブランドの正体(羊)
 
カテゴリ
ブランドとその周辺
 

小室哲哉さんが疑惑の人になっている。マーケティングに携わるものにとっては、いわゆる今度のことから、「ブランドに求められるものは何か」「ブランドはどうしたら築けるのか」「ブランドはどのように落城するのか」のすべてについて、手に取るように学習することができる。

特捜部の調べによると、小室容疑者らは06年8月、これまでの作品806曲分の著作権について、既に音楽出版社に34曲譲渡し、うち主要12曲はト社に譲渡するなどしていたのに「過去の作品806曲がフルセットになっていることに意味があるし価値が出る」などとうそを言って、10億円で売却する契約を兵庫県芦屋市の投資家男性と締結。さらに、前妻の歌手吉田麻美に差し押さえられていた印税の権利について、解除する意思がなかったが、解除代金として計5億円を支払わせ、だまし取った疑い。
- Nikkansports.con[2008年11月5日8時2分 紙面から]

KTには、「ヒット曲」という「卓越した製品品質」がある。その数は全806曲にも及ぶ。KTがプロデュースした楽曲は、彼自身のサクセスストーリーとともに繰り返しマーケットに届けられた。ほとんどすべてのマスコミが彼の楽曲と話題をとりあげた。こんなことが10年続いてブランドが築城できなければ、そちらの方が不思議である。そのとおり、KTは「90年代に音楽シーンを席巻した音楽プロデューサー」(同)と今では呼ばれるようになった。

いわゆる今度のことで、KTは究極のターゲティングと呼ぶにふさわしいマーケティング手法も披露している。

男性との交渉過程では「これでも名の知れた男。逃げも隠れもしない」とかつての知名度を信用させ、説得。さらに男性のために自ら曲を作り「世界で1つの曲」としてCDにしてプレゼント。「小室サウンド」で相手を手玉に取ったテクニックも明らかになった
- 同

「オレオレ」の手法そのものであるが、ただ一つ違うところは「オレオレ」が本人だったということだけである。その限りでは詐欺でもない。

ブランドを潰すのは簡単なことだ。悪い製品を出すこと。期待に反したことをして客を欺くこと。約束を守らないこと。返事がないこと。ぞんざいな対応。今の顧客から悪口を聞くこと。社会的に悪いこととされていることを直さないでいること。

[関連サイト]

究極?のターゲティング・その2 フロリダ

赤福餅とBMW(羊)

オレオレ詐欺にみるブランドの正体(羊)


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投稿者 CMO
 
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