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日付 2009/04/24 14:51
 
タイトル 「ビジネスで失敗する人の10の法則」
 
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ビジネスで失敗する人の10の法則 (単行本)
ドナルド R キーオ (著), 山岡 洋一 (翻訳)


トルストイは「アンナ・カレー二ナ」の冒頭で次のように語る。
「幸せな家庭は同じように幸せだが、不幸な家庭はそれぞれに不幸だ。」

「エクセレント・カンパニー」でトム・ピーターズが褒め称えた企業の3分の2は、出版から5年と経たないうちにトップの座からすベリ落ちた。ドラッカーの言うように、「うまくいったのは、ついていただけ」だったからかも知れない。

野村克也も同じような名台詞を残している。
「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」

花王の佐川幸三郎も自著の中で貴重な経験則を披露してくれる。
「売れる商品についてのみ広告が有効なのである。」
マーケティングの実際を語る上でこれ以上の至言は聞いたことがない。

偶然の契機がもたらす必然の運命、必然の選択がもたらす偶然の所産、これを「アンナ・カレー二ナの法則」と呼ぼう。マーケッターはみな同じようにカレー二ナンである。フィリップ・コトラーしかり、トム・ピーターズしかり、スティーブン・ブラウンしかり。自由な意思は選択するからだ。

コカ・コーラ元社長のドナルド.R.キーオも堂々たるカレーニナンだ。彼の古い友人で有名な投資家でもあるウォーレン・バフェットをして、彼が社長になったから私はコカ・コーラの株を買った、とまで言わしめた伝説的な経営者ではあるが、ドナルドは決して成功譚を語らない。そのかわりに彼はこう語りかける。

「事業で勝利する方法について話すように求められたとき、わたしにはできないと答えるしかなかった。話せるのは、どういう方法をとれば負けるかということだけであり、わたしが示す方法を採用すれば、かなりの確率で負けることなら保証できるといった。」

これは耳を傾けないわけにはいかない。日本語版が出たばかりの「ビジネスで失敗する人の10の法則」では、60年以上のビジネス経験からつかみとった「負けるための知恵」が法則にまで高められていく様子を手に取るように眺めることができる。「必敗の法則」だけを抜き出してみよう。おまけがついて、11まであるのだが。

リスクを取るのを止める
柔軟性をなくす
部下を遠ざける
自分は無謬だと考える
反則すれすれのところで戦う
考えるのに時間を使わない
専門家と外部コンサルタントを全面的に信頼する
官僚組織を愛する
一貫性のないメッセージを送る
将来を恐れる
仕事への熱意、人生への熱意を失う

本書で、キーオ独特の見方を多数の人たちが学べるようになったのは、ほんとうに喜ばしいことだ。
- ウォーレン・バフェット

この本を読んだ羊は、こんな本も読んでいます。

「エクセレント・カンパニー」トム・ピーターズ

「負けに不思議の負けなし」野村克也

「新しいマーケティングの実際」佐川幸三郎

「マーケティング・マネジメント ミレニアム版」フィリップ・コトラー

「ポストモダンマーケティング」スティーブン・ブラウン

「アンナ・カレー二ナ」トルストイ


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投稿者 CMO
 
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