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日付 2010/02/17 17:16
 
タイトル P&Gとブランデッド・エンターテインメントの再出発
 
カテゴリ
インターネットCMの短い歴史
 

インターネットCMの短い歴史(羊):ちょっと寄り道

先週末にWSJ誌が報じたところによると、プロクター&ギャンブルとウォルマートが共同で出資してテレビの2時間ドラマをプロモートするそうです。単なる広告スポンサーとしてではなく、プロモートする、つまりコンテンツの内容に影響を及ぼすという点で取り組みが新しく、報道されたようですね。目的は、ほんとうに家族向けのテレビドラマが近年見当たらなくなってしまったのだが、視聴者はこれを求めているということが調査で分かっており、二社が共同で投資してこのニーズに応える、となっています。
- [ウォルマート] プロクター&ギャンブルと共同でテレビ番組をプロモート(鈴木敏弘のRetailweb 2010.02.15)


ちなみに番組名は"Secret of the Mountain"4月にNBCで放映予定です(同上)

WSJの報道では、P&Gが450万ドルの出資(ウォルマートは不明)。これはどういうことだろうか。P&Gはこの世界(ソープオペラ=ブランデッド・エンターテインメント)からとっくに足を洗ったのではなかったか。

ソープ・オペラを開発してブランデッド・エンターテインメントの先頭を走ったP&Gは、とっくにこの世界から手を引いている。YouTubeなどのクチコミ・メディアは、その影響力を認めながらも「Let-it-go」、つまりコントロールできないからほっときなさい、という態度だ。
- 今「も」ここにあるインターネットCM(羊)

いやそうではない。今までは当社にふさわしいコンテンツ(番組)がなかったか、あったとしても視聴率が低くて使いもんにならなかったからだ。環境さえ整備されれば、再出発はいつでも可能だ・・・これが彼らの言い分である。というわけで、今回の共同発表だ。

テレビに視聴者がもどってきたという事情もある。長引く不況で、気軽に楽しめる娯楽が求められている。外に出なくても家族全員が揃って楽しめるテレビ(番組)はうってつけだ。それが証拠に見よ、スーパーボールは50%に近い視聴率を稼いだではないか。CBSの担当者が鼻息も荒く語っているように、テレビはコンテンツ(番組)次第でだれもが安心して楽しめる、しかも最も安価な(無料の)エンターテインメントだ。

もともとテレビは、こと認知に限って言えば、最も安価な広告媒体でもある。しかも今、家族向けの番組を視聴者が求めているという。P&Gのようなマーケティング巧者が、これを放っておく手はない。テレビ局が作らないなら、自分らでやってしまおう。ウォルマートも同じ考えだったとみえて、今度の共同発表になったわけだが、P&G一社だけでなかったところが、時代を反映しているのかも知れない。


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投稿者 CMO
 
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