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日付 2010/03/03 12:11
 
タイトル MIDは熱が上がるほど問題だ(羊)
 
カテゴリ
IT 情報通信技術
 

今年はMID(Mobile Internet Devices)がブレイクしそうだ。MIDとは米インテルが提唱する小型インターネット端末。プラットフォームはAtomプロセッサーとLinuxで実現する。OSはともかくPDA(Personal Digital Assistants)とどこが違うのかよくわからないのだが、デスクトップPCと同等のウェブ環境を可能にするというのがミソらしい。もちろん、WiMAXや次世代PHSといったワイヤレス・ブロードバンド環境と二人三脚の前進になるだろう。この熱気は大歓迎だが、さて、小さく軽く高性能になって何が問題なのかというと

いずれトランジスタの厚みはたったの原子10個分になるだろう。そのスケールでは,物理学の基本法則から来る制限が生じる。また,そうした壁にぶつかる前に,2つの実際的な問題が持ち上がるだろう。高い歩留まり(良品率)を確保しながら,そんなに小さなトランジスタをそれほど密に配置するとなると,製造コストが高くなりすぎる恐れがある。そして,密集したトランジスタがオン・オフを繰り返すために生じる熱によって,素子そのものが焼けついて壊れてしまうだろう。
- 半導体チップを変える9つのアイデア(日経サイエンス 2010年4月号)

アップルがiPadの筺体に「リサイクル効率の高いアルミニウムとガラス」(アップル)を使っているのは、エコロジーの為だけではないことは明らかだ。マックブック・エアのピカピカの筺体も、ヒートシンクとして働くアルミニウムでできている。パワーマックG5では、プロセッサーのチップ底面に溝を付け、液体を流して冷やすという水冷式も披露している。

ところでさて、モバイル端末では水冷式は事故の元だし、アルミの筺体にも限界がある。インテルはどう考えているのかというと

インテルが主導する研究グループはチップを収納するパッケージを、ビスマス・テルルの超格子薄膜で作った。この熱電変換材料は温度勾配を電気に変換し、結果的にチップそのものを冷却する。

ビスマステルルでできた冷却パッチ(中央の金色)。この上にパッチよりも大きな半導体チップを載せると、チップの熱を薄い放熱層(オレンジ)に逃がす。現在のヒートシンクよりもスペースと電力消費が少ない。
- 日経サイエンス(本誌)


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投稿者 CMO
 
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