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日付 2010/03/09 17:36
 
タイトル 乗っ取ったり乗っ取られたり紙の城(羊)
 
カテゴリ
マーケティングの実際
 

米LAタイムズが一面に「ニュース記事風」広告を掲載、同紙記者らが大ブーイング(AFP 2009.04.11)
米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)が、ニュース記事に似せた広告を紙面の一面に掲載したことに対し、同紙の記者と経営陣との間で議論が巻き起こっている。米NBCテレビシリーズ「サウスランド(Southland)」の広告が掲載されたのは、9日付のLAタイムズ紙の一面。「広告」と明記されていたものの、同広告は太字の見出し付きでニュース記事にそっくりだった。

米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)に掲載された米NBCテレビシリーズ「サウスランド(Southland)」の「ニュース記事風」広告(2009年4月10日撮影)。(c)AFP/Jewel SAMAD

記者「われわれニュース編集室のジャーナリストは、偽のニュース記事の様式をとった広告を一面に掲載するという広告販売方針に対し、強く反対する。NBCテレビの広告は臨時収入になったことだろう。しかし、同社には計り知れない損失を及ぼした。一面に偽のニュース記事を掲載することは、われわれの品位と報道基準を台無しにする行為だ。」(請願書)

発行人「このご時世では、これまでとは異なる、斬新ともいえる広告をクライアントに提供しなければいけないんです。」(ハーテンスタイン氏)

LAタイムズ一面にJ・デップの新作映画の全面広告、議論噴出(CNN 2010.03.06)
米主要紙のロサンゼルス・タイムズは5日、新作映画でジョニー・デップが演じるキャラクターの顔が大きく登場するディズニー広告を一面に掲載し、ジャーナリズムの在り方をめぐる論議を招いた。広告は、ルイス・キャロル作の「不思議の国のアリス」のその後を作品化した「アリス・イン・ワンダーランド」のもので、背景には同紙の社旗などが使われている。

Is the LA Times strapped for cash? (HOLLYWOODNEWS.com 2010.03.09)

広報担当「新たな流れを生み出すためにデザインされた革新的な広告。読者がこの一面を見たとしても、広告と判断して本当の一面記事は内部にあると認識するだろう。(広告料については)ノーコメント。」(ジョン・コンロイ)

メディア・パブ「Walt Disney社はこの広告費として70万ドルを払ったようだ。米国の新聞編集者とって、フロントページは編集の聖域であった。編集の独立性を象徴するかのように、かつては広告を掲載させなかった。でも、そんなカッコ イイことを言ってられる余裕は、今の米国の新聞にはない。昨年の1月にNYタイムズ紙が、フロントページの下部に広告スペースを設けた時も大騒ぎになった が、今回のLAタイムズの場合はフロントページを完全に乗っ取られた感じである。フロントページの記事は、ページをめくって読まなければならない。」 (2010.03.09)

やれやれ。かと思えば、ウェブ・マガジンの草分けゴーカー一族のGothamistは開けてびっくり。なんと、The New York Timesのおかかえメディアに変身している!(本日付)


NYタイムズ(の広告)に乗っ取られたようなトップ・ページ(Gothamist 2010.03.09)

今申し込めば50%OFF(最初の12週間)という、日本紙ではおなじみのディスカウント・キャンペーンのようだが、かなりのインパクトで「なりふりかまわず」感は確かに伝わってくる。

メディア・パブ「米国の新聞社の広告売上高は、2009年が前年比27.2%減と落ち続き、今年(2010年)も同10.7%減とマイナス成長が止まらないと見られている(Magnaの予測)。廃刊にならないためなら何でもやりますといったところだが・・・」 (同上)


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投稿者 CMO
 
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