ブログ記事詳細
日付 2010/05/26 15:06
 
タイトル ディスプレイの未来・その後
 
カテゴリ
IT 情報通信技術
 

ディスプレイは、コンピュータ関連の機器としては、バッテリーの次に進歩が遅れているらしい。数値的な改善だけに絞っても、ムーアの法則とはまったく無縁の代物だ。
- ディスプレイの未来

ディスプレイに関していえば、ガラスケースに閉じ込められている限りその呪縛からは抜け出せない。有機ELが注目されるのはまさにその一点を突破する有力な表示方式であるからだが、ここにきて方式だけでなく素材の面からも新しい技術の発表が相次いでいる。新しいもの順に

ソニーがペンにクルクル巻ける有機ELパネル開発,ドライバ回路も有機TFTで作製
(2010/05/26 20:33 野澤 哲生=日経エレクトロニクス)
ソニーは,厚さ80μmと非常に薄い4.1型の有機ELパネルを開発した(発表資料)。柔軟性が高く,少なくとも曲率半径4mmまで曲げられることを確認したという。フィルム基板を20μm厚まで薄くした上で,画素内のTFTに加えて,ゲート・ドライバ回路も有機半導体材料を基に作製したことで実現した。ソニーはこの成果を,ディスプレイ技術の国際学会「SID 2010 International」で発表する。

ソニー報道資料(動画あり)
この有機ELパネルの画素数は432×240(×RGB),1画素の寸法は210μm角で,精細度は121ppi(pixels per inch)である。トップ・エミッション型の有機EL素子を利用しており,約1677.7万色を表示できる。パネルの最大輝度は100cd/m2以上である。今回の最大のポイントは,画素内のTFTに加えて,ゲート・ドライバ回路などの周辺回路を,有機TFTで作製したことにある。「パネルの一部を曲げるだけなら以前開発したものでも可能だったが,全体を曲げるには配線が邪魔で,ドライバICも硬いままだった」。今回は,配線の配置を工夫した上で,周辺回路を有機TFTで作製したことで,パネル全体をクルクルと簡単に巻けるようになった。=5月27日追加

曲がる大型ディスプレー、サムスンなど素材開発 電子ポスターやシート状のパソコン可能に
(2010/5/25 3:49 日本経済新聞)
韓国サムスングループと名城大学の飯島澄男教授などは薄く、折り曲げられる大型のディスプレー材料を開発した。材料は入手が容易な炭素で、液晶テレビの軽量化、太陽電池の発電性能の向上や新たなディスプレーの商品化など幅広い用途が見込める。飯島教授はナノテクの権威でノーベル賞候補者。サムスンが日本の最先端の研究成果を活用し、日本の電機大手との競争力の差を広げる可能性がある。

飯島教授とサムスング ループのサムスンテッ クウィン、韓国・成均館大学は炭素素材「グラフェ ン」を使い透明で折り曲げ可能な大型ディスプレー材料の開発に成功した。大きさが30インチ(対角線長が約76センチメートル)と世界最大級の透 明導電性フィルムで、タッ チパネルにできる。

世界初!円柱に取り付け可能な曲面ビジョンを共同開発
(2010年5月10日11時8分 asahi.com)
篠田プラズマ株式会社および、富士通フロンテック株式会社は、プラズマチューブアレイ技術を採用した、自発光式としては世界で初めて建物の円柱(円筒形の柱)に取り付け可能な曲面ビジョンの共同開発契約を締結し開発を進めてまいりました。この開発により、近年、デジタルサイネージとして普及している平面ディスプレイでは不可能な、曲面への設置を実現し、ポスターなど印刷物では表現 できなかった動画や画面の切り替え表示を自由に行うことができます。両社は、この共同開発によって得たノウハウを活用し、2010年度下期の製品化を目指します。

現在東京国際フォーラムにて開催されている、富士通フォーラムの模様です。(会期 2010年5月14日まで)世界初の 柱巻き型ディスプレイが参考出展されています。

柱の中が空洞になっているところも見られます。次回の柱巻き型の出展は未定となっています。youtubeで映像が紹介されていましたので、リンクします。→youtube 柱巻き
- 富士通フォーラム2010 展示会模様(2010/05/13?展示会  by SHiPLA)

印刷機で印刷されるディスプレー『NanoChromics』
(April 5, 2010, 3:46 pm Priya Ganapati, WIRED NEWS=原文)
ディスプレー装置は、必ずしもガラスケースの中に閉じ込められる必要はない。アイルランドの新興企業Ntera社では、紙にインクで印刷する方法とよ く似た製造過程を使って、プラスチックや陶磁器、紙、布地などほとんどすべての材料にカラー画面を印刷できるようになると発表している。

『NanoChromics』と呼ばれる同社の新しいディスプレーには、特別に合成された分子が使用されており、従来のインクジェット・プリンター と同等の解像度で画像を表示できる。プリンターと異なる点は、NanoChromicsに表示されるのは静止像ではなく、液晶ディスプレー(LCD)のよ うに電子の働きで変化する画面だということだ。
Ntera社によると、NanoChromicsはインクジェットやスクリーン印刷といった従来からある印刷技術を使って、さまざまな素材上に印刷でき、安価に製造が可能だ。米E Ink社の電子インクが『Esquire』誌の表紙に使われた(日本語版記 事)ときのことを覚えているだろうか。Ntera社によると、NanoChromicsは紙に直接印刷することができ、その費用は、同誌特別号の価格だった10ドルの10分の1で済むという。

(参考)
韓国Samsung,カーボン・ナノチューブの32型FEDパネルを量産へ
(2001/03/28 22:00 朝倉 博史=TechOn)
韓国Samsung SDI Co., Ltd.が, HDTVに対応した32型(対角81cm)のFED(field emission display)パネルを2004年に量産化することを,3月27日~30日に開かれた「日本物理学会第56回年次大会」の発表で明らかにした。電界放出エミッタにはカーボン・ナノチューブを採用する。


人気blogRankingに参加しています。
上のバナーのクリックをお願いします。


関電SOSホームセキュリティ
先着500名様「無料でお得キャンペーン」実施中!
(関西地区のみ)

投稿者 CMO
 
この記事の
トラックバックURL
http://www.uportal.ne.jp/WisdomNetworks/Blog/archive/2010/05/26/weblogentry-796/trackback
前のタイトル タッチスクリーン!電話ブース、パリで
次のタイトル カルナピリス、リトアニアNO.1ビール